教育テレビの逆襲①|PRIVATE|スタッフ日記|株式会社アイムホーム

教育テレビの逆襲①

視聴率をあまり意識しない番組と前回、お話したが、このおとなしいTVは、ユーモアがあったり、深刻な緊張を与えたり、時に世論に何かを問い、不偏不党なNHKにしては珍しく、毒を吐く。

教育テレビの逆襲は、番組として放映されたものである。爆笑問題と糸井重里、モー娘の矢口真里と、やや過去の人っぽい立花隆の5人による好き勝手なトーク番組だったが、見ているとなにかしら懐かしいという構成で、かつ60歳になっても、あいかわらずの糸井氏を見るにつけ、うれしくなった。全景.jpg

そして、新しい発見があったりして、最後までこのロングな番組を見てしまった。 NHKには、過去の映像がアーカイブスという形で保存されているが、その中から、教育TVのエッセンスを取り出し、今を見つめるといった感じの番組だ。

今日は、その中で、著名人が、様々な番組に出演したインタビューが残され、その一部が放映されたいたので、その中から、少し紹介したい。

 

かいこう1.jpg ※開高 健(1930-89) 大阪生まれの大阪育ち。芥川賞作家で、朝日新聞社の特派員として、当時のベトナム戦争(南軍)に従軍したという変わり者である。

 見えざる敵とは?という質問に氏は。

自分の心ですね。自分の心以上に危機をはらむものはありません。 人間の心はいつ、なにを企むかわからない。自分の心が最大の敵ではないでしょうか。人は外からくる敵については抵抗をする術を知っている(地震とか、インフレとか)しかし、自分の心に生じてくる敵には、かなわない。」        

 >>自分の心に勝てない理由は、戦うその心も、実は自分の心だからである。内心の両者の戦いは、激化すると生命は危険を感じやめてしまう。簡単に勝てそうで、勝てないから最大の敵だと氏はいうのであろう。何を企むかわからないとは、氏らしい、善性への懐疑であろうか。哲学と英知の必要性を痛感する一言である。

 

赤塚顔.jpg赤塚 不二夫(1935-2008)ご存知、天才バカボン、おそ松くん、秘密のアッコちゃん等で有名な漫画家である。先日、肺炎で亡くなったが、その葬儀でタモリが、白紙の弔辞を読み上げたことは有名である。「私は、あなたが作った作品のひとつです。」に深い絆を感じ、うらやましいものが去来した。

 「自分が最低だと思えばいいんだよ。みんなより一番劣ると思えばいい。 そうしたら、みんなの言う事がちゃんと頭に入ってくる。 自分は偉いとおもっていると、ひとは、何も言ってくれない。 てめぇが一番バカになればいい。なんでも言ってくれるの。 だから、僕はフジオチャンで通っているよ、65にもなってね。」(赤塚不二夫 談)

>>一番下にいる事の忍耐よりも、彼はそのことで多くを学び得る感動を選択した。65歳になっても、フジオチャンと呼ばれた彼は、稀代の知識人であった。誰からも愛され、可愛がられた、この初老の漫画家は、そのお礼に漫画で、ギャグを飛ばし皆を励ましたのである。氏いわく、「ギャグは愛なのだ。」と。

 

バカボン.jpg 

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