街中に、あの秋らしい、匂いが漂いはじめました、金木犀である。
(写真 天王寺公園 茶臼山)

先日、さわやかな秋晴れに、佐伯祐三展にいってきました。
ご存知、この佐伯祐三は、大阪出身の画家で30才の若さで亡くなる運命にある。お寺の次男として生まれ、画家を志す。
その当時、芸術の都はパリであったので、彼は海路3ヶ月かけてパリにはいる。病を得て一時帰国するが、最期にもう一度パリを訪れた。病ゆえに、やがて精神もおかされ、最期は南仏の精神科の病院で亡くなるのである。10年前に同じ場所で、回顧展があり見たが、今回は、いろいろ発見があった。回覧前に、館長の解説講演というサプライズはラッキーだった。
佐伯の画風は、激しいタッチとキャンパスに分厚く盛り上がる絵の具。パリでは、建物や街角を多く描いた。時間とともに(死が近づくとともに) 色調は暗く、文字の細さに神経質さが現れてくる。
最期の一枚は、「黄色のレストラン」である。扉の黒色は、黄泉(よみ)への入り口、前に立つ人は
その番人で、この門へ誘っているように見えるのは、私一人だろうか