あれは確か、高校生の頃だったか、GWの休みにラジオで中の島祭りをやっていると聞いたので、出かけてみた。その日はとても快晴だったことを覚えている。その一角に見慣れないのぼりが立っていた。私は「点字」と大書きされた、そのブースに顔を突っ込んだ。
愛想のいい人たちが、なにかしら、うれしそうに出迎えてくれ、点字というものを説明してくれた。
いまでこそ、公共施設にほとんど点字案内があるが、その当時は点字をみることは、まれであった。目が不自由な方とのコミニュケーション手段である、この言語は初心者には、かなり難解であった。
以来、縁がなく過ごしたが、今年になって、たまたま大阪市関連のHPに、無料で、点訳ボランティアの養成講座があるのを見て、ふと、その頃を思い出し、参加してきた。
場所は大阪市立社会福祉センター(千日前筋)内で、毎週水曜日13~16時の10回講習である。今は、まだ2回目だが、ア行からマ行の点字だ。点字の構成は、6個の点で1文字を表現する。
| ア | イ | ウ | エ | オ |
| ●○ ○○ ○○ |
●○ ●○ ○○ |
●● ○○ ○○ |
●● ●○ ○○ |
○● ●○ ○○ |
上記は、点字を読む側の表示だが、点字を打つ側は真逆になる。
点字は、点字機とタイプに分かれる。写真(右)は点字機であるが、なんと1台¥18100-もする。生徒は8名。50、60歳代の方ばかりで、当然、私は最少年齢である。研修中は、センターから点字機が貸し出され、宿題もある。それほど本気で参加したわけではなかったが、こうなっては、最後まで挑戦したいと思っている。
素晴らしい取り組みですね。
目の不自由な方は点字によって、本が読めたり、情報を入手できたりするのですね。
出口君の点字ボランティアの取り組みは「人の支え」として大きな社会貢献の一歩になりましたね。
仏教では誰もがいつでも容易にできる布施の行として,「無財の七施」というものがあります。
点字ボランティアの取り組みは身 施(しんせ)にあたるでしょうか。
自分の身体で奉仕をすること。 自ら進んで他のために尽くす気持ちで奉仕することをいいます。
また、点字エピソード聞かせてくださいね。
今の目標は、自分の言いたいこと、書きたいことを、点字で表現できればと思っています。そこから、誰かの役にたてば、所期の目的は達成です。
「無財の七施」は、仏教の雑宝蔵経にある教えですが、衆生を救済する菩薩たちが仏になるための6種の修行(六波羅蜜)の布施波羅蜜をわかりやすく説いた話です。
「無財の七施」に仏教の慈悲深さを感じます。布施をするにも、宝のない人は布施をすることができず、宝のある人だけが救済される。それでは、万人救済のお釈迦さんの意に反します。そこで、誰でもできる修行を説いたのでしょう。心こそ大切なのだと。
今回の点字の講習が、「身施」だとの過分のお言葉を頂き、ますます精進していきたいと思います。