第60回 正倉院展 ② ・・・・奈良国立博物館|スタッフ日記|株式会社アイムホーム

第60回 正倉院展 ② ・・・・奈良国立博物館

 宝物といっても、北倉の皇室ゆかりの品々がメインで、中倉、南倉などの生活用品、儀式用の什器などは、やはり、見劣りする。しかし、その当時の文化、生活を知る上では貴重な資料であることには、ちがいない。

まず、国宝級の北倉の宝物から・・・   ①白瑠璃椀 <はくるりのわん>

白瑠璃杯.jpg・・・これぞ!シルクロードという逸品。この時代のガラス製品は、ほとんどが土の中より発掘されて、その輝きを失い、白濁している。

しかし、ここ正倉院では倉に格納されていたので、ややにぶい透明感を持ちつつ、重厚な存在感が伝わる。特にカットガラスの技法は古代ローマ時代の流れを汲む。計算されたカットの配列は、もはや圧巻である。

 

 

 

螺鈿鏡.jpg②平螺鈿背八角鏡 <へいらでんせいのはっかくきょう>

・・・・夜光貝を使って螺鈿細工を施し、赤のメノウをはめ込み、そのデザインも女性的な品を感じる。顔を映す、鏡はこの裏面になる。→

 

尺八.jpg

 

③尺八・・・この展示の前に行くと、昭和23年、27年に実際にこの尺八を演奏した音を聞かせてくれた。陰気といえば、申し訳ないが、想像した気持ちのいい音ではなかった。

しかし、非常に細かい細工がされ、一目しただけで、高貴な方の持物だとわかる。とても高度な技術と手間を感じる。

 

この他にも、貝を使ったスプーン、刃の幅が1㎝ほどの細長い包丁、銅にスズと鉛を混ぜって作った金に似た合金、仏教の儀式用に使われた、天蓋、盤、経典類などがあった。

展示も最後あたりには、書類が多く陳列されていた。その中には、その当時、一大国家プロジュクトである、仏教の経典の写経生の・・・(つづく)

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