
皆さん、読まれたことはありますか??
石原裕次郎の依頼で書き下ろされたそうですが、
1965年に刊行されて以来、一度も出版されることなく、
幻といわれていた名作...だそうです。
2002年に初めて文庫化されたので、37年の間、隠れていたことになりますね
...という背景は知らずに、たまたま買って読んだのですが、
読後感は、、、なんとも言いがたいんです
時は伊達と上杉が鎬を削る戦国乱世...
伊達が、上方牢人に築かせている不落の帝釈城を、
一人で乗っ取ろうとする男=(上杉方・佐竹家の臣)「車藤左」の話です。
歴史ファンタジーとして、テンポ良く読み進めていったのですが、
この大胆不敵、ハチャメチャな主人公が、
大変に魅力的な人物で、
リーダーシップや役割分担、、仕事についての考え方、
問題にぶつかった時の対処など、たくさん学ぶ要素があります。
かと思えば、読んでいてひどくハラハラさせられるような、
ありえないドジを踏んだり、、と、とにかく目が離せない人です。
様々な人が集結しながら、ピンチを乗り越え、
いよいよ城の核心に迫るのですが...
ラストシーンはあっけに取られてしまいます。
空しいような、ある意味爽快なような...とりあえずびっくりしました...
ですが、司馬遼太郎の歴史観を想像した時、
深く納得できるような気もします。
ネタバレしないように、この辺にしておきますが、
司馬遼太郎の作品の中でも、異色...なのでは?と思いますし、
非常に痛快なので日常からの気分転換に
是非読んでみていただければと思います![]()